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浦安市 中町人 液状化対策

市街地液状化対策について、住民参加で進めていくための備忘録・整理の意味でまとめています。

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戸建ての液状化対策、費用3割削減する新工法

日経アーキテクチュア
2014/5/19 23:00
高さ163cmの小型の施工機械で、地盤を掘削しながらセメントミルクを注入する(写真:前田建設工業)
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高さ163cmの小型の施工機械で、地盤を掘削しながらセメントミルクを注入する(写真:前田建設工業)


 前田建設工業は、戸建て住宅向けの液状化対策費を従来工法に比べて約3割削減する「超小型マルチジェット工法」を実用化した。2014年4月18日から22日に千葉県浦安市で周辺住民など約200人を招いて試験施工を公開。同年6月には、日本建築総合試験所に建築技術性能証明の取得を申請する予定だ。


 現在、戸建て住宅向け液状化対策工事として広く活用されているのが、格子状地中壁工法だ。敷地周辺の地盤を掘削しながらセメントミルクを注入して地中壁を構築するもので、液状化の原因となる地中の間げき水圧の上昇を抑制する。この工法では、断面が円形の改良体で地中壁を構成するのが普通だが、超小型マルチジェット工法では断面をだ円形としたのが特徴。これが施工単価の削減につながっている。


■施工機械は小型軽量


 例えば、縦横13mの敷地の周囲に有効壁厚85cmの地中壁を構築する場合、断面を円形とすると40本の改良体が必要だが、だ円形にすると16本で同じ強度を発揮する。また、地中壁全体の体積もだ円形のほうが約25%小さい。これらの削減効果で、施工単価はだ円形のほうが円形より少なくとも3割安くなる。

有効壁厚が85cmの場合、改良体の断面が円形だと造成本数は40本になるが、楕円形にすると16本で済む(資料:前田建設工業)

有効壁厚が85cmの場合、改良体の断面が円形だと造成本数は40本になるが、楕円形にすると16本で済む(資料:前田建設工業)


 地盤掘削とセメントミルク噴射に用いる施工機械の大きさは幅60×奥行き73×高さ163cmで、重さは400kgと小型軽量だ。地盤の掘削中は、改良体を大きくしたい方向で回転速度を遅くし、改良体を小さくしたい方向で回転速度を早くすることによって、セメントミルクの噴射量を調整。この方法で、だ円形の改良体を構築した。


 同社土木事業本部土木設計部の手塚広明部長は「施工機械が超小型なので、幅1m、高さ2mの空間があれば導入できる」として、これまで施工が難しかった狭小地などにも採用を広げたい考えだ。
(日経アーキテクチュア 小谷宏志)

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