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浦安市 中町人 液状化対策

市街地液状化対策について、住民参加で進めていくための備忘録・整理の意味でまとめています。

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今週の議会質問を通して感じたこと

火曜日からの本会議で市議会議員による質問が始まっています。明日で終了しますが、今までのところの感想です。読み合わせの和気藹々質問が多くを占める中、ここでのテーマに関してのものです。

①誰一人として、5850万円の1戸あたり工事費の問題を追求した議員はいません。現段階で提案された常識外れの金額の是非、それが本質と思いますが、感性が乏しいのか。
どの世界に50坪程度の敷地に対して、宅地と道路を一体化した地震対策と称して公費で1戸あたり5850万円を真顔で提案できるのでしょうか。自然に抗う常識外れの思考は世間の笑いものです。

②市長の議会での発言傾向を含んだ上での見方ですが、弁天地区の工事は12名による不同意通知書の受領という重みもあり、現実的に考えてこれ以上進めていくことはできないものと考えます。公園をつぶして準備プラントを設置したこの間の費用は、一億2千万円にも上っていますが。

③舞浜3丁目については、2月15日までに当該地区の住民に対して書面での調査を行ったが、その結果と自宅前の道路に車載プラント設置した場合の騒音等の公害レベルの説明を、あらためて3月24日に住民説明会を行うとのことです。既実施の道路工事にかかっている費用の総額は6億7千万円になっています。
住民の数からいって、また、一軒当たり巨額の5850万円、総額230億円ものプロジェクトがこのまま進められるとは到底思えません。100%の住民合意を前提とした市街地液状化対策という大前提を満たすことができないからです。
そもそも、出発点の100%の住民合意というのが非現実的であり、いみじくも前市長が出発点で漏らした「絵に描いた餅」であったことから、当然の帰結なのです。

なぜ、行政はかくも無駄なことをまことしやかに行うのでしょうか。行政の無作為を避けるためのポーズに止まらず、これだけの時間と人・物の浪費を繰り返すのでしょうか。税金は使うものであって、効果の測定概念が根本的に欠けているからでしょう。一般企業の論理は行政には通用しないものですが、撤退の作法を真剣に考えて貰いたいものです。

高度成長期の時代には、多少の無駄はあっても税収の増加という効果から不経済は相殺できますが、成長の限界が続いている現代では、市民が行政に強い関心を持ち、直接、行政にものを申し、関与していく新しい仕組みが必要になってきているものと思います。
 


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