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浦安市 中町人 液状化対策

市街地液状化対策について、住民参加で進めていくための備忘録・整理の意味でまとめています。

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市街地液状化対策推進ガイダンス について(続き)

格子状地中壁工法断念に至る工法としての問題

格子状地中壁工法は、敷地の地中に膨大な構造物を地下10mに及び構築するものであり、その工法の詳細は、
本編_6.格子状地中壁工法(市街地液状化対策推進ガイダンス)で詳しく説明されている。
一番気をつけねばならないのは隣家との空間が3mある当地では問題ないが、大多数の他地区では2mに満たないところが殆どであることは押さえておく必要があるだろう。
絵にあるように、直径1.5mないし1.2mのコンクリ-ト構造物を地下とはいえ設置した場合、杭にふれる危険性や植栽への影響、建て替え時の障害などを考慮する必要がある。
ここでは、実験レベルから格子状地中壁を作った後の仮想現実を認識しておくべき点をご紹介する。

戸建て住宅地の液状化対策における格子状地中壁工法の適用に関する実験(概要)2013 年4 月
国土交通省国土技術政策総合研究所 によれば

東日本大震災(東京湾岸)と同程度のマグニチュード9.0・地表面最大加速度200gal 相当の入力地震動に対する効果の比較で(東京直下のレベル2ではない)、3pのd)1 宅地1 格子の場合、加振時全般を通じて明確な液状化には至っておらず、特に浅層部では過剰間隙水圧が高くならずに推移した。住宅の沈下量は、格子間隔16m×13m の場合に8.1cm、格子間隔13m×13m の場合に5.4cm 程度であった。
つまり格子間隔がいずれのケースでも地下水位3m低下方式に比べて地盤沈下量は大きいと言える。当地の場合は堤防側9戸について16m×13m に収まらず、格子状地中壁工法による沈下のリスクはさらに大きい。もっとも、沈下しても標高上は2.6m以上はあるので何の心配はないが、多大なコストをかけてのメリットは地下水位3m低下方式に比べて何もないといえる。
詳細については以下をご覧下さい。

戸建て住宅地の液状化対策における 格子状地中壁工法の適用に関する実験報告書(詳細版) ...http://www.nilim.go.jp/lab/jbg/takuti/ekijyoka/20130423koushijyou_houkokusyo.pdf
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