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浦安市 中町人 液状化対策

市街地液状化対策について、住民参加で進めていくための備忘録・整理の意味でまとめています。

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今川2丁目地区住民の液状化対策断念の構図

それぞれの地区に対して、市側は個別に対応するため、各地区の方は狭い情報でしか判断ができない形となっています。せめて市のHPで他のブロックの詳細設計を見ることができたなら、住民の判断も違ってきたものと思われます。
最近入手した資料の、今川2丁目13-15街区の最終提示資料を見ると、
驚きの設計、敷地内を2分する格子という、極めてずさんな設計がされています。該当のお宅には床下を剥いで格子を作ることができるとも説明したそうです。このような設計では100%の合意ははじめから不可能ではありませんか。
 
こういう所こそ、地下水位低下工法が有効なのです。こういうことがまかり通るのは、情報公開がされていないために起こります。市街地液状化対策推進ガイダンス について のところでも引用したように、格子状がはじめから無理なところは、国交省ガイダンスチャートが示すように、地下水位低下工法(下図、拡大赤丸部分)が適用されなければいけなかったのです。
今川2丁目13-15街区の最終提示資料(詳細)

 今川2丁目の住民に提示された解析結果の一部を見てみると、「建物の真下に格子壁を造成して、、云々」と記載されています。この時点で地下水位低下工法にシフトする十分な検討時間があったはずです。手段と目的を取り違えて、格子状壁を作ることが目的になってしまっています。住民が納得するわけはなく、プロジェクト未完の責任を住民に押しつける結果となっています。
格子の配置図はモザイク模様で1戸あたり500万円の分担金で、常識で考えても解ることではないでしょうか。

なぜここまで、格子状ありきでしか物事が進められないのか。
一つに一方の当事者である住民を市は見下しているのではないか。市の職員が見下しているとは言わない。むしろ、まじめに一所懸命に知恵を絞った結果の提案であろう。
しかしながら、提案を出す前に、これはおかしいと誰も思わなかったのだろうか。
思ってい なかったとすれば、これは一種の集団催眠、発狂のようなものであり、常軌を逸した提案と見ざるを得ない。
他方、もう一つの当事者である住民がある。限られた情報の中で、この提案は、頑張ったが不可能なのだと納得してしまったケースなのかもしれない。
大切なことは、情報の不足で市民の知る権利が阻害されていること、公の仕事の質が結果的に劣化を重ねてきているという認識を持つこと、すなわち学ぶことと、その上で考えることの意味をあらためて自覚することなのではないだろうか。
 
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